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【特集】愛情たっぷりに育てられた、北海道喜茂別町産のとうもろこし
2021.09.15
特集記事
とうもろこしの粒が内容量の2割を占め、とうもろこしの食感を存分に味わえる「元気応援! つぶつぶコーンスープ」。このとうもろこしを生産している農家の一人が、坂爪さんです。
今回は、坂爪さんの元を訪ね、とうもろこしづくりについてお話を伺いました。
良い環境と“愛情”が、甘いとうもろこしになる
じゃがいもの農家・行天さんの記事でも紹介しましたが、山に囲まれている喜茂別は、寒暖差が大きいため甘みの強い作物が育ちやすいのが特徴。それは、とうもろこしも同じです。
「スイートコーンは特に、糖度が高くなりますね。気象条件がいいから甘く育つ、っていうのもあるけど、あとは愛情!愛情たっぷりに育ててますよ」
坂爪さんが生産しているとうもろこしは、生食用と加工用の2種類。
「生食用、加工用と言っても、その中でもさらに様々な品種があります。コーンスープに使っているのは、加工用の品種。だいたい、6月上旬に種をまいて、除草作業や虫がつかないよう対処し、8月に受粉、9月にかけて実が入っていく…という流れですね」
自然を知っているからこそ、手をかける
種まきをしてからの数ヶ月は、なるべく薬を使わずに除草作業や害虫駆除を行い、「あとは、のびのび育てています」と坂爪さん。
「とうもろこしは、ぐんぐん背が伸びて収穫間近ともなると人間の背丈より高くなります。そうすると、もう機械が入れないので、あとは、とうもろこしの生命力に任せます」
「この前は、強風が吹いて何本か倒れたんだけど、『がんばれ!』って思うしかできない。でも、とうもろこしって強くてね、倒れても数日後には自分で起き上がるんですよ」
厄介なのは、実がついたあとの雨風だそう。
「一番の大敵は、実がついたあとの雨風。とうもろこしのヒゲに雨が染み込むと重くなって、そこに風が吹くと折れちゃうんですよ。そうなると、どうしようもないからねぇ」
「だからこそ、手をかけられるところは手をかけて、1本でも多く出荷して、ひとりでも多くの人に食べてもらいたいですね」
自然の力を知っているからこそ、人間ができる部分はしっかりと手助けをする。
そんな“たっぷりの愛情”と、喜茂別ならではの自然の中でのびのびと育ったとうもろこし。
ぜひ、味わってみてください。