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【特集】北海道喜茂別町の豊かな自然が育む大地の恵み「アスパラガス」

2021.09.15

特集記事

北海道のアスパラガスと言えば、立派なサイズとシャキシャキながら柔らかな食感が全国的にも評判。生産量が全国トップを誇る北海道の中でも名水の地・羊蹄山の麓にある喜茂別町は、アスパラガス栽培にぴったりのエリア。喜茂別町では、長い歴史によって培われた生産技術と適した気候により美味しいアスパラガスが生産できます。
60年以上、栽培を行う『伏見青果』さんに美味しさの理由を伺いました。

適した気候と昔ながらの栽培方法が本来の美味しさを育む

山々に囲まれた喜茂別町では、この地域ならではの気候がアスパラガス本来の美味しさを引き出してくれます。
「昼夜の寒暖差と澄んだ空気が、美味しいアスパラガスが育つ秘訣です。
近年増加しているハウス栽培ではなく、露地栽培を行うことで土の栄養分をたっぷり含んだアスパラガスが育ちます。甘みとほろ苦さを感じるアスパラガス本来の味わいが楽しめますよ」

『伏見青果』さんが生産しているのは、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの2種類。同じアスパラガスを異なる栽培方法で生産しています。

グリーンアスパラガスは太陽の光をたっぷりと浴び、カルシウムを多く含んだ良質な土で栽培されることで、より大きく太く成長。
ホワイトアスパラガスは、土をかぶせ、遮光シートで覆って栽培されます。日光に当てずに栽培することで、柔らかくなり、甘みも増します。

熟練の技術でアスパラガスがもっと美味しく

収穫されるのは5月下旬~6月上旬。1本1本丁寧に手作業で行われます。
「成長が早いため雨でも作業を行います。収穫時は、次のアスパラガスが美味しく育つよう根を傷つけずに収穫することが大切。特にホワイトアスパラガスは日光に当たると緑になってしまうので、手早く収穫します。経験を積まないとなかなか上手にできないんですよ」
熟練の技術で収穫している様子は長年栽培を行う農家さんならでは。

収穫が佳境を迎える6月には大きなアスパラガスがたくさん育っていました。
適した気候や清らかな水、良質な土によって育まれるアスパラガスはまさに大地の恵み。

喜茂別町は、アスパラガスの生産はもちろん、ホワイトアスパラガスの缶詰などを生産する「クレードル興農株式会社」創立の地。北海道の6次産業の先駆けと言われる企業が製造する、喜茂別町をはじめとした北海道内のアスパラガスの加工食品にも注目です。
ぜひ、ご家庭で味わってみてください。

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